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ゆびきり

ちいさなころに読んだ児童書の
だれが言ったかも覚えていない その台詞が
いまも震える心臓を突き刺している
泣いてもいいと言われたときには
あくびと屁理屈だけが武器になっていた
わたしをさみしがりにしないでほしい

冬のためいきは特別な気がする
マフラーの下でこっそり口ずさむ
かじかんだ小指でゆびきりげんまん
嘘はさいごまで嘘のまま
笑っていられたら、たぶん
それがいちばんよかった

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  • 白く浮かべた ため息 のかたちを追って、
    また隠した鼻からそっと 吸った息は冬の匂い。
    笑顔も引き攣って、左の耳だけが熱くなって
    ポケットのなかにいつかの小石、
    泪だって凍りつきそうな気がしていたね。

  • シャアさん

    あったかいもの、いろいろ 落としてきちゃって
    心臓の在り処も曖昧で ないしょ話だけ響いて
    握りしめた小石でガラスを割ってみたい
    だれにも見せない泪の氷柱 呼吸を穿たれる夢
    ぜんぶ冬のせいにして さよならって、言いたい


    ものさびしさと寒さと衝動で書きなぐったんです。感じたこと、ばっちり見抜かれてたみたいでちょっとはずかしい(笑)
    シャアさんとは気が合うなあって勝手に思ってます。雨とかさみしさとか……
    すてきなレスをありがとうございます^^