風に吹かれて来る 貴方の言葉に耳を澄ませば ほんの少しだけ 胸の支えが取れるように思えて 息の継ぎ方を忘れた時には 北国へ想いを馳せる いつだって温もり懐いた 貴方の声音を私は知らないけれど 林檎を纏った空気が ひんやりと喉を宥めて その甘やかさは 私の足音を軽くする