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無題

風に吹かれて来る
貴方の言葉に耳を澄ませば

ほんの少しだけ
胸の支えが取れるように思えて

息の継ぎ方を忘れた時には
北国へ想いを馳せる

いつだって温もり懐いた
貴方の声音を私は知らないけれど

林檎を纏った空気が
ひんやりと喉を宥めて

その甘やかさは
私の足音を軽くする

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