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無題

前を向いた途端に襲いくる寂寞よ
どうかそのまま 僕を攫って
遠く隔たった 君の王国へ
そこにはきっと何もない
ぼんやりとした安寧の他には

ぬたりとした其処で
僕は君と手を繋いで
そうしていつまでも
掛け離れてしまった何れも此れも
惜しむふりをしていたいのだ

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