きみの手を強く握ったのは、きっと独りになることに心が耐えられなさそうだったからかもしれない。 きみの目をじっと見ていたのは、言葉にできない思いが通じるかもって思ったからかもしれない。 夢の中でしか会えなくたって。 寂しいのは君だけじゃないよ。 寂しいのは僕だけじゃないの。 僕らはうさぎ。