あなたを思ってます。
あなたを想ってます。
どんな違いがあるとおもいますか?
辞書ひいても、同じような意味が書かれています。
ここからはあくまで、僕の考え方です。
あなたを思ってます、というのは
あなたの顔や身体、仕草や話し方を頭の中で描くということです。
あなたを想ってます、というのは
あなたのことが大切なのです、という想いが隠れているんです。
つまり、思考か気持ちか、の違いがあると思っています。
思考が入ると純粋さに欠ける。
だから、片想い、なんです。
…なんて。
片想いと片思い、思い出と想い出、使い分けが曖昧になりがちだけれど、日本語の一文字には一文字の画数以上の重みがあるって知っているから字遣いには人一倍気を付けるようにしてるつもり。
「泪」とか「淋しい」とか「云う」みたいに一つしか遣わなくなっちゃったことばもあるけど。あ、「ことば」もそうかも。漢字で書かなくなったなぁ。
ことばって面白いよね…
あなたを思う、とあなたを想う。たった一文字の違いだけれど、含むものの大きさが全然違って感じる気がします。だから心からあなたのことが大切ですと伝わって欲しいとき、必ず「想う」を使います。
忘れがちではあるけど、一つ一つ違いがあるから表し方も違うってこと、文字を使い分けるってこと、大切にしたいなって改めて思いました。
こだわらない人には本当にどうでもいいことだとは思います。
僕も怖いと恐いの使い分けとか、寂しいと淋しいの使い分けとか
実のところあんまり気にしてません。
ただ、想いっていう言葉には
おもい、おもいを込めて使ってます。
ある意味こだわりで
ある意味意地みたいなもの
…なんて。