少しばかり揺れながら、見つめて歩いてる。まっすぐ歩こうとしても出来ないのは、少しだけ迷っているから。 わたしの心を照らすような、そんなような光を照らして、でも、わたしには、ぼやけてしかみえないよ。 遠くまで見通すような力はない。 わたしは誰かに、伝えたくなった。 それが月だった。 (私が恋のことを考えるとは、随分なことだなぁ。自分でも信じられないや。)