正月 雪深い無人の駅 居るのは俺と野良猫が2匹 サビのついた古い電車が来た 窓は結露して真っ白 ヒーターが効いて中は湿気が多い 都会のガヤガヤをかき消すように その電車は警笛を鳴らした ガタンゴトン... 音をたてて大きく揺れる 線路の上 決められた道を走る電車 宛もなく 目的地の無い放浪をする俺 電車の気持ちになる 可哀想だ...