夜のくらやみでにごる海
太陽で透かせばとうめいなのに
朝にはわすれる憂鬱で
きみは今日もしのうとする
とじた眼で過去だけみてるから
未来がこわくてしかたないよ
眠剤の苦味がのこったくちで
砂のような朝食を噛みながら
いつだってやさしい人間は
さみしいときどうしているのかな
不幸のなかでもがくきみの姿は
どうしようもなくうつくしかった
きみが血管を切りきざんだ日に
かなしいよ、としか言えなかったことを
来世はきみが生きてゆくことを
どうかゆるされる世界でありますように
あけましたね。
いつも以上に、世間がめでたい気持ちがわかんなくて、そもそもめでたさどころか新年に気がついたのが三日になってから寄ったコンビニの音楽だったりした今年(苦笑)
優しくなんてないけれど、淋しいときほど誰かに優しくしたくなるかも知れない…
笑顔、見せたいのは誰よりも自分に、だったかも知れない…
しんでしまうことも、怖い気持ちも知らない間に乾いた泪の跡も、ぜんぶ呑み込んで美しいものだけを探しながら生きていけますように。