開かない扉が気になり僕は近くの自転車屋に駆け込み喫茶店の様子を伺った。
するとその答えは想像を超える。
「あぁ...あの喫茶店のマスターかい?いつだったか誰かわけー者の結婚式から帰ってきてすぐに逝っちまったよ。」
僕は理解するのに手間取った
「...え?逝っちまったって?...亡くなったってこと?...え?」
予想外の答えにただただ立ち尽くす。
「坊主...マスターに会いに来たのか?」
「はい...」気持ちのこもってない返事が精一杯
「そうか。...なら今マスターが眠ってる所を教えてやるよ」
「...!?是非ともお願いします!」
そうして僕はマスターがねむる土地に足を踏み入れた。