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彼は白に拘った
僕の眼にはそう見えた
声の出ない吹き出しに縋ってフィクションに救いを求めた
バイクの喚きは遠くのほうから微睡んだ音になって打ち寄せてくる
出来合いの食事
飽和状態の空
赦されたがっている君は膜を破って右眼だけでずっと泣いてる

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