遺作とか晩年の小品とか、ひとが死ぬ間近に創ったものは特別なのだろうか。
なにも知らないまま、ただ美しいだけの芸術を眺めていたかった。誰にも属さないでいいから、ただ美しいだけのものを遺したかった
どっちがトムでどっちがジェリーか、何度きいても憶えられないのに幼児コーナーのビデオを立ち止まって観てしまうのはささやかな魔法なんだろう。
回転寿司も焼き肉食べ放題にも興味がないけれど、昨夜の餃子が旨かったこと。たまにしか乗らないバスの運転が心地よかったこと、なんでもないmailが完璧なほどシンプルで要を得ていたこと、
飾らない普段着こそ芸術だって思いたい。美しさなんてきっと特別なことじゃないんだって。
私は美しさって何かを越えた先にあると思ってました。中途半端では美しさは生まれない、と。いや、今もまだそう思ってます。だけど特別じゃないからこそ人の近くにあって感じることができる美しさもある…。のかなと。
レスありがとう。確かに完璧な美しさのためだけに(ミケランジェロが「些細な点まで完璧な作品は些細なことじゃない」と云ったそうな)全てを捧げて創られた芸術は圧倒的なエネルギィを持っていて、美術館や展覧会に行くのはぼくも好きです。
だけどそう、「特別じゃないからこそ近くにある」美しさも忘れないでいたい、気取らないのにハラハラさせないような(?)ひとになりたい、って思います。