ベランダの植木鉢 すこし心配しながら 荒く粗く 叩きつける 雨粒のその音に 存在証明の叫びに ひとり 勇気をもらったの 虹を信じて待つこころは やわらかに蝕まれてゆくから つめたい雨は痛いけれど 傷痕は癒えても残るけれど "わたし"が"わたし"を ころしてしまう前に どうか どうか すべて流して