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風邪

‪彼女は荒波のように、僕の身体を、こころを侵して、次の瞬間には消えてしまっていた。まるで波が引いたかのように。‬
‪いや違う、鼻に微かなものを感じたとき、僕は悟った。彼女は跡形もなく消て去ったのではない。荒波ではなかったのだ。僕に甘く柔らかな香りを残し、通り過ぎていったんだ。‬
‪優しい風だったのだ。‬

  • ポエム
  • 風邪のような恋
  • 即興詩
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