僕の小学校では毎年この時期にマラソン大会が行われます。僕は長距離が得意で4年、5年生のときに一位を獲っていました。史上初の3連覇がかかった6年生。僕のライバルは毎年二位を獲ってリベンジ燃えるもう一人の友達でした。いつも通り駆け出し、スタートからずっと一位をキープしていました。ゴールまで後少し…残り5メートルのところでこれまでにないほど歓声が大きくなりました。僕は抜かれたのです。二位で僕の6年生のマラソン大会は終わりました。
そこからモヤモヤしながら今まで生きてきました。
今日、まさに地元の小学校のマラソン大会でした。親によると同級生の弟が6年生で出ているらしく、去年、一昨年は二位だったそうです。全力で応援しました。
悔しい思いはして欲しくない。その思いは見事、彼の優勝という形で伝わり、果たされたのです。
涙が出ました。モヤモヤが四年ぶりに果たされたような気がして。鬼門とされる6年生のマラソン大会で優勝した彼におめでとうと、自分を成長させてくれたマラソン大会にありがとうと伝えたいです。