息を飲んで、規則正しい心音に
耳寄せた。
1分が1分でなくなればいい。
またねはないの、そうなのね
君が波揺れる海を歩くのを、
望遠鏡で眺めていた。
月明かりにふらり、夜道をたどって
私をどこかに連れてって
胸の奥にしまっておいた。
信じているのかうぬぼれているのか、
その境目はいつも見えない。
手を伸ばせば、すぐその背中に触れるのに。
またねがないの、そうだから
そんな理由を、抱きしめている。
名前が見えるまでスクロールする前に、むわさんの名前が頭に浮かんでしまって、こんなことはずいぶん久しぶりな気がします。
濃密な恋のようで、淡い片想いのようで、哀しい悲恋のようでもあって、
俺の貧しい感性が真意を読み取れないだけかも知れないけど、むわさんのことばはいつも、安易に意味をとらせない厚みのようなものが素敵です。
レスありがとうございます
私の詩は、率直に表すとあまりにも現実味おびていて、文字の中だけでも少し遊んでいるのです(笑)
厚みのようなものがあるなんて、とてもうれしいです!
(ちなみに、シャアさんの詩は、名前がわかる前にそうみたいだなあってたびたび思います)