母は子供が好きだ。子供というのは、自分の子に限らず全般的に(特に赤ちゃん)。更に尚更自分の子供も当然好きなのだ。しかし既に子供は大きくなりすぎた。僕は大学1年生で弟は高1、弟もあと2年すれば(恐らくは)大学生だ。しかし、その現実が受け入れられないというか、寂しいのか、弟の中学校の給食の献立表が、まだ冷蔵庫に貼ってある。そこで給食のメニューと被らないように夕食やらを作るのが母の日課であった。寂しいのである。そしてそんな母を見る僕も、その頃の方がまだ幸せだったなと寂しい気持ちになるのだ。