先に書き込んだ、「そんなちっぽけな努力じゃない。」の続きです。
学校に行っても、その傷は癒えず、どこか沈んだ気持ちで過ごした。宣伝のポスターを見てため息が出た。そんな時、顧問の先生に話しかけられた。僕は思わず、朝のことを話していた。すると、普段厳しい先生が、「大丈夫。英語でやるだけでもすごいんだから。自信を持って。」と笑って言ってくれた。少しうれしかった。だけど、まだ不安は消えなかった。
放課後になって、僕は沈んだ気持ちのまま部活に行き、劇の練習をした。練習中、ふとみんなの様子を見ると、とても真剣にやってくれていた。実はうちの部活は、部員のほとんどが1年生である。初めての文化祭。おそらく、僕以上に不安な気持ちだろう。なのに、練習するその姿からは、そんな気持ちは一切感じられなかった。堂々としていた。立派だった。
その瞬間、迷いが消えた。もう何を言われようが関係ない。自分たちが選んだ道を突き進めばいい。そのことにやっと気づいた。もう絶対に逃げない。絶対に成功させる!