私が受験生のとき、学年集会で、担当教科が国語だった教頭先生が、こんな言葉を私たちにくれました。「受験は『る』『らる』である」どういうことかというと、古語で「受身・尊敬・自発・可能」を表す助動詞『る』『らる』。「勉強は最初は受身でいいんです、先生を尊敬してください。そして自ら行動する人間になってください、きっと夢を可能にするでしょう」と、教頭先生は教えてくれました。これを聞いたとき、ものすごく衝撃を受けて、感動して、頑張ろうと思えました。自分の夢を可能にするためには、自発しかない。この時期になると、この話を思い出します。受験も佳境だけど、この言葉が受験生の皆さんの力になれば幸いです。