ずっと、眺めていたいものがある。 それは惹き付けて輝いている。 ずっと、好きでいられることなんかない。 そんな気持ちになったりもする。 前まではえんじ色と紺が何よりも好きだった。 今はラムネの瓶が好きだ。それと緑青も。 でも、変わらなく好きでいるものもある。 何が違うのか分からない。 成長なのかそれとも何か忘れかけているのか。 分からないなりに好きだ。そして、好きだった。 分からないけど心を離さないものがあるのは幸福なのかな。たぶん。きっと。