天気予報がはずれた 予感
どうやらきみはずいぶんと
無自覚的な主人公みたいだ
だれかに向けられた怒鳴り声が
きょうもきみの胸を刺したんだろう
笑えなくて困っている
やさしいため息が ほら
透明なまま伝ってきたよ
ヘッドフォンの鎧をまとって
篭城するのだってそう 戦術さ
正しい戦い方なんて存在しない
それでも 剣ひとつで
世界に立ち向かうきみはきっと
ヒーロー以外には なれないんだね
ハロー ハロー きこえますか
ぼくはうたうよ ぼくのために
きみがきみのために
戦い続けるのと 同じように
ヒーローだって無敵な訳じゃない。いつだって恰好いい訳じゃない。誰にも負けない訳でもない。
それでも闘うのがきっとヒーローなんだって。誰かのヒーローなんだって。
ため息が透明なまま、って云う処、ちょっと安心するような、ほっと吐いた息と一緒に泪こぼすような、すごくあったかい感じで。
»シャアさん
こんばんは。かっこいいから、負けないからヒーローなわけじゃなくて。剣を捨てないこころの強さとやさしさを、ヒーローって呼びたいなあって思います。
ちょっと夢を見すぎかもしれないけれど。(でも、ことばで繋がるこの場所なら、ゆるしてもらえるかな、なんて)
だれかのことを考えてこぼすため息は、たぶん、なみだと同じくらい、まっすぐに透明だと思うんです。