はじまりは、席がえで、
窓側の君は、隣のわたしに笑いかけてくれた
世界が、透き通って見えた
そして、わたしの鼓動を速くさせた
授業中、君を見てた
目が合わないってことはもう、わかってた
だって君は、あの子をみてるんだもん
休み時間、きみが友達と、話してるところを見て
『私も、もっとたくさん話したいな』
『君のこと、もっとたくさん知りたいな』
この想い、いつ伝わるのかな
放課後、教室にひとり残って窓から校庭を見てた
部活でかんばっているとこ
シュートが決まったとき、
"やったー"って、笑うとこ
ほら、また好きになった
でも、時間はどんどん過ぎっていって
本当の気持ち、告えずに卒業しました
思い出すのは、君のことばかり。
そして後悔ばかり。
それでも私は、未来に向かって走っていく
この想いは、心の箱にしまおう
ほら、前へ、前へ。
そして、卒業式、最後に君が言ってくれた言葉
ぜったいに、忘れない
『君と話せて楽しかった、ありがとう』
急に、涙が、あふれた