0

思うひと

離すもんか、と握った人は忘れたけれど
繋いだ手は驚くほど鮮やかだ
明日の天気はわからないけれど
誰かさんは言っていた、「さようなら」と。

これで終わりなのだとしたらやり残しはいくつだろう
「またいつか」は大嘘だと僕らはずっと信じてた
まさか、本当に「いつか」があるなんて!

離すもんか、と掴んだ腕はこんなにも、こんなにも頼りなかったなんて
誰に言っても信じてもらえないだろう
「またいつか」が叶ったね、と君は笑っていた

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。