離すもんか、と握った人は忘れたけれど 繋いだ手は驚くほど鮮やかだ 明日の天気はわからないけれど 誰かさんは言っていた、「さようなら」と。 これで終わりなのだとしたらやり残しはいくつだろう 「またいつか」は大嘘だと僕らはずっと信じてた まさか、本当に「いつか」があるなんて! 離すもんか、と掴んだ腕はこんなにも、こんなにも頼りなかったなんて 誰に言っても信じてもらえないだろう 「またいつか」が叶ったね、と君は笑っていた