中学入って部活でバスケを始めて約3年間。
ミニバスをやってた子との差は大きく、滅多に試合に出れなかったよね。何回くらい出たかな?正直、ぜんぜん覚えてない。顧問の先生はとにかく厳しくて厳しくて。差は埋まらない、先生には怒鳴りちらされ、練習は厳しく苦しい毎日。何回も辞めようと思ったし、正直やる意味なんて分からなかった。技術も勝てない、体力も勝てない。
そんな時、他の誰にも負けないことを1つつくったよね。
"声の大きさ"
これだけは誰にも負けてたまるかって思ってどんなに苦しい時だって、応援のときだって、1番大きな声を出すようにしたよね。
そしてついに引退したとき、後輩からもらった色紙に先生からのメッセージがあったんだよね。
"部内1大きな声が聞こえなくなった今、寂しく感じます。"って。
それ見た瞬間、頑張ってよかった、今までの努力無駄じゃなかったって思った。先生に認めてもらえてたと気づいて、すっごい嬉しかったことは今でも覚えてる。
だから受験生になった今も、頑張ろうって思えてるよ。
努力は報われるって実際に体験したから。
あのとき頑張ってくれてありがとう。
先生も、ありがとうございました。