1月の私は、何もかもがうまくいかなかった。
12月末に全治1ヵ月の怪我をして、部活の中で孤立して、部活を辞めたくて仕方がなくて、学校も大嫌いだった時期。
受験のときに、私立大学の附属に行こうか迷って、でも目標としてる公立大学があったから、県立の進学校を選んだ。
でも、入学してみたら、自分に合わなくて、楽しくなくて、早く卒業したいと思ってた。私立大学附属に行かなかったことを本当に後悔した。
入ったサッカー部でもなかなか馴染めなかったり、体調を崩すことや怪我をすることがたくさんあったりした。サッカー部を選んだことを後悔した。
でも、1月末、先輩方の引退の話が出始めて、自分も引退まであと1年ちょっとしかないことに気がついた。そのとき私は突然、サッカーが大好きだということを悟った。怪我だらけのたったの2年間でサッカー人生を終わらせたくないと思った。
サッカーを続けるためにサッカー部があって自分が行きたい学部がある大学を探した。私が行くことを迷ってた私立大学附属の大学はサッカー部はなかった。この学校を選んでよかったと初めて思った。
そのときから、今まで中途半端にしかやってなかった部活も勉強も、本気で全力で頑張ろうと思えた。
そして、サッカーが好きになったことで、部活内での態度も明るくなって、仲間ともうまくいくようになった。
今は全てがうまくいかなくて、全てを投げ出したい気持ちでいっぱいで、本当に辛い時期だと思うけど、2ヵ月後には、この学校を選んだこと、サッカー部に入ったこと、サッカー部の仲間と出会えたこと。全てが良い出来事になっているから、もう少しふんばれ。全ての選択を後悔する必要はなくなる。2ヵ月前の自分にそう伝えたい