1

衝動

青い春の半透明が目に焼きついて
どうしようもなくひとりになりたくなる
重なり続ける過去に魔法を
喉をやく炭酸水が時間を止めた

埃をかぶったピアノと共鳴している
本棚の背表紙の群れを穿つ声
凍えた心臓もあいしてあげるから
そばにいて、ときみは泣いた

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。