0

ぶら下がった世界

ぶらん、とぶら下がった

僕はまだ捨てきれないまま、
それでも抱えきれぬまま、
歩いていくんだろう。

目まぐるしく変わる毎日の中で、
振り落とされないことに必死で、
空の蒼さすら忘れてしまうのなら、
呼吸すら止めてしまいたくなる。

それでもぶら下がった命を、
ただ見つめながら生きていくのだろう。

  • 空の蒼さを忘れぬように。
  • 呼吸
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。