帰り道にふと見かけた野良猫が僕の心を救った。 それは雨上がりの虹のように美しかった。 ただそこに居るだけで人を救う彼と、ただ人と居るだけで傷つけてしまう僕。 そんなつもりはなかった。なかったのに、知らないうちに傷つけた。悲しかった。 朝ふと目に入った星占いが、僕の心を沈ませた。 ああ、僕は星占いの最下位みたいなものか。