街が寝静まれば
1人の部屋に1人だけの夜
時間に押し流される日々で
弱音なんてこぼせなくて
悩みなんてない、なんて
そんなの嘘っぱち
不安だらけ、本当は泣き虫
あゝ、猫になりたい。
お疲れさま、って
黙ったままだって
雨に降られて
微笑み合えたら
よかったのに。
おやすみ、
猫になればことばも要らないのかな。
新海さんの彼女と彼女の猫というお話しを思い出しました。
誰にも届かない、言葉のボール。
何億分の1でしかなく、これといって人を惹きつけるものもないただの人。
それでも僕の世界ではたった1人の僕です。
それでも君の世界ではたった1人の君です。
外の世界ではエキストラでしかなくても、僕の世界では主役は僕だ。
好きに演じたらいいよ。
脚本も演出も全部全部自分なのだから。
弱音だってあなたの一部。
…なんて。