不思議と涙が流れないのは真剣に向き合っていなかったから 僕が僕であるための選択肢はない プライドなんか捨ててしまえば手に入れられると思っていたのは昨日までの僕 あの花びらのように誰かがちぎらなければ舞うことが出来ないように どこかの誰かが傷つけなければ涙を流すことはないのでしょう? 僕が吠えた心の叫びは黄砂に乗り 大口叩いた人のボンネットに覆いかぶさって 静かに立ち退くまでずっと睨みをきかせているのだろう