0

ξ

左手首の切り傷を隠そうと背中を丸めて歩く
あいつがとても羨ましい
その孤独の色は同じらしい

昔のことを思い出すと途端に息ができなくなる

水溜まりに落とした運命を
指の隙間から零した奇跡を
自分の論理で繫ぎ止める
多分上手くできてはいないけど

風景 現世 滑稽 酩酊
何をするにも気力が足りねえ
仮定 未定 露呈 余生
剥き出しの心で何を願おう
ねえ、どうしよう

些細なこと 誰かに打ち明けるのも憚られるような
だからずっと胸の内で飼い慣らしてたこんな感情

我慢は体に悪いよ その台詞だけ覚えてる

あの人に比べれば幸せと言える幸せに
どれ程の価値があるのかなんて分からない
僕が掴みたいのはそれじゃない

風景 現世 滑稽 酩酊
何をするにも気力が足りねえ
仮定 未定 露呈 余生
剥き出しの心で何を願おう
ねえ、どうしよう

生きたくても生きられない人がいると君は言う
死にたくても死ねない人も同じくらいいるんだよ

窓越しの 涙越しの 背中越しの 電話越しの
窓越しの 涙越しの 背中越しの 電話越しの

死ぬ程抱えた後悔を
ふとしたきっかけで思い出す
自分でもバカだと思ってる
どこで道を間違えたんだろう

風景 現世 滑稽 酩酊
何をするにも気力が足りねえ
仮定 未定 露呈 余生
剥き出しの心で何を願おう
ねえ、どうしよう

もう、どうしよう

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。