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ぼくにだっておはようも云いたくない朝があるってこと

昨日呑み残したままの珈琲がどろりと苦くて
醒めかけた頭で中途半端に死んだふりをした

立てきった雨戸の隙間から朝日が覗いて
それだけでもう、眩しくって仕方がない

ぼくには要らないものばかり
ぐるぐる回っていた朝のこと

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