あの青い空や
あの可愛らしい花たちや
あのきらめく朝露や
あの水溜まりに映った澄み切った景色
そんなものたちよりも美しい
そんな存在は君です
君が昼寝をしている姿は
この世で一番可愛らしい猫よりも
愛しいものなんだ
だけど君がそばにいつも居ないから
ついついクラスのあいつに目移りしてる自分がいるんだ
君を純粋に好きでいたいのに
あいつの謎のフェロモンに
クラクラすんだよ
チャラく制服着崩すあいつと
きちっと学ラン着こなす君の狭間で
泣く泣く泣く 私
もしも人間が猫になったら
私はメスの白猫で
君は珍しい三毛猫のオス
あいつはドSらしく黒猫にでもしとこう
そうすれば今のこの世に比べたら
100倍癒される美しい世界になってるんじゃないか?
なんてね
ありえないよ
人間が猫になるんだって
君が私と付き合えるかなんて
いじめてきたあいつを好きになるなんて
君のことを思っていたいのに
ドSなあいつが邪魔をするんだ
でもねあいつがいたからこそ
君のことをもっと好きになれたよ
なぜかクラクラしてしまうあいつと
優しいのにちょっとえろい君
黒王子に目を奪われ
緑紳士に心を奪われ
勝手に膨らむ妄想
君を思う行動
あいつが君への愛をもっと深めると
思っても見なかったんだ
この初恋はきっと忘れない
今日もまたあいつに翻弄されるだろう
今日もまた君への愛をもっと叫ぶよ