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no title

最初に会った時から何か感じてた
この人は私に
大切な何かをくれる人だって
舞台の上にいる貴方は
普段の冴えない貴方じゃなくて
照明なんかより眩しくて
目線が貴方にしかいかないぐらい
他の人なんてどうでもいいくらい
イキイキしてた

そんな貴方を目で追いはじめたのは
いつのことだったか?
もっと話したい
もっと触れたい
名前を呼ぶその声も
その一つ一つの仕草も
全部全部私だけのものにしたい
そう思った

これが恋だと気づくには遅すぎた
いや、出逢うのが遅かった
もっと早く出逢って
もっと早く気づいてたら
なんて後悔だけが残る
伝えられずに残した思いが膨らみ
貴方との関係はなくなっていく

ああ、いつも伝えられない
好きの一言が貴方に言えたなら
私はきっとこんなに苦しくて
辛い思いをすることなんて
なかったはずなのにね

春が過ぎて夏が来る
秋が終われば冬が来て
次の春にはもう貴方は
私と違う世界に行ってしまうのね
それまでに伝えられないかな
私の気持ち

テレパシーでも何でもいいや
取り敢えず貴方へ
思いよ届け

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