退屈な夕暮れ 薄暗い部屋の中で
きみは笑った 笑った
笑った 食品サンプルみたいなトーンで
ざらりとした 僕はほのかな後悔を
悟られぬように 笑みで弾いて 目をそらした
右脳の隙間からたたき売りの歌がはい出て
うわっつらで愛をたたう
まどの外で子供の泣き声 どこかでエンジンが唸り
生ぬるい風が頬をなでた
こりないきみの目 虚空を泳いで
見つかりそうもない宝石を探している
「なにがおかしいの?」なんて
いったらどんな顔をするだろう
食品サンプルみたいなトーン……!(想像したことない言葉で、とても感動してます……)
くたくたした夕暮れごと 空飛ぶフォークで巻いてしまいたい
カチョフのしゃちほこさん、素敵なレスありがとうございます!
「くたくたした夕暮れ」を「フォークで巻」く、という言い回しだって初めて出会いましたよ、すごく新鮮です!似たような夕暮れを着古すばかりで、なかなか替えがきかないですよね・・・独りでいようが、誰といようが。