「今のままで十分だろ? 何、欲だしてるんだ。 それにお前が、仲間のなんてなれるわけないじゃないか」 「せっかく見つけた仲間だと思うなら、 努力してレベルを上げて、なってみればいい」 悪魔の声か天使の声か。 聞き分けることもできないまま、今日一日中心は揺れていた。 ずっとこのままなのかと思うと、さびしい気がした。