目を開けて朝が来て 期待なんか初めからしてない 声を聞いて僕がいて 透明にすらなれないまま 影落としてひとりぼっち 明日だって同じように 目を閉じて夜が来て 夢の夢の夢を見る 底のない穴に落ちるような 浮遊感はいつかの夢で 宇宙にいたときみたい 蹴飛ばした指輪 夢か現か僕の目は 青白い光で霞んでいて 見えないだけ 震える手の体温が 冷えて消えてなくなっても 息をして僕がいた