ピースサイン三形態ともフラゲしました。三曲ともそれぞれ違った色や温度を持っていて、同じ人が作ったとは思えないほどでした。
わたしは米津さんがハチだった頃の曲も大好きで、中でも1番のお気に入りが「沙上の夢喰い少女」でした。だから今回米津さんが改めてこの曲をカバーすると知ったとき、嬉しさとわくわくで胸がいっぱいでした。しかし1番好きな曲だからこそ、「全く違う曲になっていたらどうしよう」「もうあの頃のハチさんが完全にいなくなっていたらどうしよう」とほんの少しの不安があったことも事実です。実際聞いてみて、確かに「ゆめくいしょうじょ」は「沙上の夢喰い少女」とは違う曲でした。ボーカロイドの細い声でもないし、たくさんのアレンジが施されていた。でも、最後の「君の悪い夢も私が全部食べてあげる」でふいに泣きたくなるところは全く変わっていませんでした。この曲が持つあたたかさ、ツンと鼻が痛くなるようなせつなさは、昔と何も変わりませんでした。わたしはやっぱり、この曲が大好きです。時間が経って変わっていっても、どこか変わらない温かみを感じることができるこの曲が。ハチさんも大好きですが、それ以上に今の米津玄師が大好きです。ずっと応援しています。