ひとつへかたまってゆこうとする
じぶんのがんこさをほどきながら
ただのおもいでをふりかえってる
あこがれがなくなってしまって
まえまでのひびにぎゃくもどり
たしかにつかれるひびだったけど
まだないよりはましだったんだね
なにもかわらないぐちがかわらない
だんだんとつまんなくなっていくのは
あたまのなかがたんじゅんになるから
いつ「君」とであえるんだろう
ぼくはそんなにかるくはなれないよ
だれかがおもいというだろうけど
どうやってもちゃらくはなれないよ
あこがれがなくなってしまって
まえまでのひびがなつかしくなる
たしかにぜつぼうはなかったけど
まえにすすめるきぼうもなかったな
なんどめのこいだろう
なんどめのゆめだろう
すててきたぶんだけ
せめるこえもしなくなって
だれもあこがれないひびへ