人工的な程よい甘さと、本能的な一か八かの刺激。あんなに開けないと言っていたピアスも、生まれた時からあったかのように自然とそこに存在している。 突然の刺激を感じると、どんな甘さもゴミに見える。そう言っているかのような微笑みだった。 何を思ったわけでも、何を悟ったわけでもない。ただ私は、未だにわからないことがある。 ピアスは開けてもいいのか、と。