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信じさせて

彼が「愛してる」って言ったとき 私は「本当に?」って訊き返した
彼は困ったように笑って「信じられないんだ」って言った
私は「うん」って頷いて「でも、信じたいと思ってるの」と呟いた
彼の手が私の手を摑まえて ぎゅっと握りしめた

次々に放たれては澄んだ夜空に消えていく花火に自分を重ねて悲しくなった
何とも言えない空虚なこの恋心 空っぽな私
笑う彼が何よりも眩しくて 顔を背けた
どうして私は彼を信じられないんだろう

暗い夜の闇に埋もれてしまった私はいつになったら
蒼天を仰げるんだろう 彼と一緒に笑えるんだろう

信じられないの でも信じたいの
信じてみたいの 誰か信じさせて

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