麦わら帽子の匂い 私じゃない、誰かの背中 きらめくさざ波 サンダルを脱ぎ捨て 泡となる 深い青達 瞳に映らない反射 誰だって涙は温かいものなの 閉じ込めた刹那を抜けて 相愛もない昼夜へと 繰り返して巡っても 泡となる