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真夏の通り雨

待ち望んだ花火大会の日
僕等は土砂降りの雨に打たれた
雨宿りに僕等は駆けた
シートの上、僕が買っておいたペットボトルは
人数分、でも飲まれる事も無く
雨に降られて、雨に塗られて

やがて解散した後
中身の詰まったペットボトルは
時間が経った所で悪戯に冷たくて
僕の心までを、ゆっくり冷やした

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