権力者たちは、私たちに言う。 正義のために人を殺せ、と。 国を守るために人を殺せ、と。 人を守るために人を殺せ、と。 人間は何度でも繰り返す。その戦争という名の悲劇を。 権力者たちは、踏み潰す。か弱き者の反戦の声を。 そして、悲劇が起こり、人は言う。 戦争なんかするんじゃなかった、と。 しかし、記憶は薄れ行く。 不穏な空気が社会を覆う。 そして、また悲劇は繰り返す。 いつしか、人間が歴史に学んで、戦争をしなくなってほしい。 理想論だけど、私はそう願いたい。