小さな小さな雨粒が 少し髪を湿らせて行く 自転車のペダルを踏んで 薄暗い天井と赤青黄の煌めきに たまらなくなった私は 責任と教科書で重たいリュックサック そこらへんに落として漕ぎ出したんだ 痛む肩も詰まらせる感情も 全部全部星になれ