僕は今でも弱虫だ
高校を卒業したら勝手に強くなれるもんだと
そう思ってた
だけど僕は
スタート地点に立つ前に
足がすくんで
スタート地点すらたどり着かない
元いた場所に戻りたくて
あと3年半の我慢だと
自分に言い聞かせてはみるけれど
その3年半はあまりにも長くて
故郷に帰る日が待ち遠しくて
カレンダーにバツ印をつけてみたりして
その長さに呆れたりして
今日を頑張って乗り越えてはみるけれど
明日も同じような絶望が待っていて
唯一の安らぎは夜のベッドで
夢の中では大好きな人たちと笑ってて
そんな大好きな人たちの頑張れは
嬉しくて苦しくてもどかしくて
嘘一つまともにつけない僕は
大丈夫なんて言えなくて
弱いまま大人になっていく僕
誰か僕を叱って