憎みあったり殺しあったり
ロケットはそんなことのためにあるんじゃない
夜空に手を伸ばした赤ん坊が
掴もうとしたものを差し出すために
この世で一番願われた願い事が
「世界平和」だなんて悲しい話だ
夕焼け 夜景 ロケットの航跡
田園を行く単線の鉄道 繋がれた手
地球へ帰り着いた衛星の最後の光
僕らの築き上げた積み木の塔も
そんなに悪くは無いだろう?
銃声も悲鳴も鳴り止む日は来ないのかもしれないけれど
産声もまた途絶えることは無いんだ
この惑星は 愛し合うことも やめられずにいるんだ
冷えた僕のつま先を暖めようとしてたこと
いつもより少しだけ優しい夜明け
6500万年後にエイリアンが僕たちの化石を見つけて
ひとつの生き物だと誤解するくらいに
愛せ