君と一緒に帰れたある日
羊雲と高くなった空を君と
空が好きだと言った私に君は
「空がもっと綺麗に見える場所があるから行こうかな。良かったら来る??」
喜んでついていった私
だけど山道はきつかった
薄暗い竹藪の道 竹取物語のようで
木漏れ日から夕陽射して
かぐや姫と緑紳士
山道を君が先に進む
「待って」「大丈夫??」
その繰り返し
やっと辿り着いた時
2人の間には透明で青色の秋空と
夕陽で赤みがかった飛行機雲
そして羊雲が浮かぶ
ここで告白したらどうかな
そう思って言おうとした言葉を
秋風がかき消した
明日は中秋の名月
君にさりげなく言うよ
「月が綺麗だね」って
卒業まで君と一緒にどんな景色も見ます
「月が綺麗だね」で思いを伝えるのすごく素敵です。
読んだ時、ぞわってしました。