12年前のあの日、この学校は産声を上げた。
その時は不安と希望の狭間に希望の鍵があるなんてまだ、知らなかったけれど。
人との出会いと言うのは不思議なもので、回数よりもどれだけ相手を想うかが大切。そんな奇跡を繰り返しながら「今」の学校があり、僕達がいる。
出会いと別れ、避けては通れず、いつだって悲しみと喜びがこの胸を締め付ける。
好きになれなかった今日も、光の見えない明日も、泣いてたって過ぎていく。
だったら何かに溺れ、呆れるほど愛した方が楽しいじゃないか。人生、2度はないかもしれないんだから。
青い空と暗い空。どっちかが欠けたら、太陽か月は見えなくなる。それでいいのか?
自分に嘘をつくな。好きな事を好きと言え。
それが自分であり、「私」であり、「僕」である。
さあもうすぐギターチャイムが鳴る。
準備はいいか?夢はあるか?
それじゃあ始めようか、僕達の自由と愛を。
「起立!はい、立ってー!礼!」
「叫べー!!」
ここから未来を握りしめて、走り出せ。
太陽が昇る朝まで。