コロコロとのどを鳴らす。
かまって欲しいときの仕草だ。
そっと頭を撫でれば、満足そうな君。
僕の世界の僕と君。
永遠なんてありえない
頭で理解はしていても
この変わらない日常が続くような気がしてる。
小さな羽音を奏でる扇風機も
小さな振動を繰り返す洗濯機も
静かに佇む室外機も
壊れたら買うだけだが
君が壊れたら
新しく飼う気にはならないよ。
僕と君。
君にとってはちっぽけでも
僕には大事な家族だよ。
…なんて。