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ご意見を聞かせてください

最近、大手出版社が全国の図書館に対し、「図書館での文庫本の貸し出しが、売上に悪影響を与える」という理由で、貸し出し中止の要請を出したそう。しかし、これはどの程度効果があるのか、甚だ疑問です。
図書館は多くの人々にとって、気軽に本に接する機会となる場所であるはず。普段本を読まない人がそこで本に触れて、後で買う気になることはあるとしても、突然買う習慣がつくものではないでしょう。
また、図書館は決して、最近始まった制度ではありません。なぜ今更本の売上に影響し出すのか、理解し難い言い分です。
今回の文春社長の発言は、全く自社の利益のみを考えたものであり(それさえ効果は疑わしいものですが)買い手の読書習慣を大きく損なうものに思えてしまうのですが、皆さんはどう思われるでしょうか?

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  • こんばんは!
    そんなことがあったのですね…
    本と触れる機会が少なくなってもっと本離れしませんか?そんなことしたら…

  • 市販では手に入らない専門書などもありますしね…。課題で使う資料や本をそれだけのために買うのもなんだかなあという感じです。大体そういう本に限って高いですしね。

  • 僕の意見ですが…

    ① 自社の利益のみを考え利己的であるとおっしゃってますが,たった一着の服たった一回の外食よりも安い文庫本を買うことを渋る利用者の方が利己的でないでしょうか。

    ② そもそも1%ほどの市民の娯楽の為に税金を使い本を買うことは間違ってないでしょうか。もちろん単行本なら判ります。東京創元社の単行本とかは2000円近くしますからね。

    ③ ①の続きのようですが,買ってもらった本をわざわざ買う人がいるでしょうか。また,読書習慣がない人はそもそも図書館に行かないのではないでしょうか。

    ④ 何故今更とおっしゃってますが,電子書籍や活子離れ,また若者の多くはラノベなど読み易いものしか読まなくなり本の売上に影響を与え出版不況とよばれてます。以上の三点はどうしようもないですが,本の売上に影響を与えてるだろう一因の一つ図書館による影響を潰すのは当然だと思います。

    ⑤ そもそも売上をあげないと作家は食えず出版社は潰れ日本文化に影響を与えると思います。

    以上の五点から某社長は批判覚悟で出版界・作家を守る為に行動した素晴らしい,無私の人だと僕は思います。

  •  心情的にはあなたの意見に賛成です。私も、図書館から本を借りて、読むことが大好きでした。そうして、今は読書好きとなった身です。いまや、読書すらもマイナーなものになってしまいましたが。ですが、あえてここはあなたの意見に反対します。
     これは知り合いの職業作家さんから聞いた話ですが、図書館は本当に自分の収入にマイナスの影響を与えるものだそうです。新刊が出れば買い占められ、そして無料で読まれる。その読む人が全て購入者になればどれほどいいか。図書館によって、ある意味ただ働きを強いられると言っていました。合法的な違法アップロードと同じとも。しかも、このことはごく最近言い出したことではないのです。遅くとも5、6年前から。もっと前から言っている作家さんもいらっしゃいます(その方は自炊行為(図書館から借りた本をコピーする行為)よりも悪質なものと批判していました)。
     このことに加えて、今のコンテンツ事情も加味しなくてはいけません。先ほど書いたように読書という行為そのものがマイナーになってきています。これは出版社業界が出している売り上げの統計からもわかる事実です。さらに、今やインターネットが情報を仕入れる手段として書籍よりも早さ、量などの点から優位に立っています(正確性はかなり微妙ですが)。今後もこの流れは続く可能性が非常に高いです。そのような状況ではますます、売り上げが衰えていく一方です。そのような状況での図書館というものは売り上げ低下という火に油を注ぐようなものです。この売り上げは単に出版社だけのものではありません。売り上げが落ちれば、刷る本の数も減少する(売れないのなら刷ったってお金と時間の浪費です)。つまり、作者に入る印税が少なくなることを意味します(印税は刷った本によって決まります)。そうなると、作者が本を書きたくなくなりますよね。売れないのに書いたってしょうがない。そうなると、本が消えていきます。本をよみたいという意思を促進するものが、逆に本を消していってしまう。これは、非常に大きな問題です。
     お金の話ばかりしてしまって大変恐縮です。ですが、作家というものがれっきとした職業でかつ商業活動を行っているものですから、こういった面から問題をとらえることも大事だと思いましたので書かせていただきました。
     長文失礼しました。

  • 普段本を読まない人はわざわざ図書館に足を運ばないのでは?
    出版社側や作者側からすれば、難しいところではありますね。文庫本の禁止であれば、必要な資料やハードカバーについては問題なく借りることができるわけで、利用者にとっても大きな不便になるわけでは無いと思います。むしろ作家さんが続けられなくなる方が辛いかなーという感じです。
    あくまで一意見ですがね。参考程度に。

  • ほんとに図書館戦争みたいな世界になりかねないな、という恐怖が真っ先によぎりました。
    なぜそんな発言をするのか、その発言によって何のメリットが生まれるのかわかりません。ちゃんとした根拠がない発言して、ただ目に付いたものを批判したかっただけでは?と思います。

  • いえいえ,感情論だったとおっしゃられますが最後に皆さんの意見を訊くところなどは自己完結しない点は素晴らしいと思います。また,自分の意見をすぐ改めることも得難い徳だと思います。
    図書館の存在意義はたしかに考えねばなりませんね。個人では所有が難しいほどの冊数や値段の本は集収しないといけないでしょう。地域史にもっと特化した方がいいかもしれませんね。
    良い経験でした。

  • こんばんは!
    そうですよね…でも難しい問題だなって思います
    こうすることで得する人もいれば損する人もいるわけで…難しい…

  • 学校の司書の方が言っていたこと・・・。
    予算の問題があるので、文庫じゃないとなかなか買えないそうです。
    だから、予算の少ない図書館からすれば、今回の要請は厳しいでしょうね。
    それに、文庫だと小さいから借りやすいっていうのもあるから・・・。

    難しい問題ですね。